この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天狐あやかし秘譚
第7章 【第3話 狐狸の戦い】迷者不問(めいしゃふもん)

☆☆☆
「おお・・・!ここは何じゃ?祭か?」
ダリが目を見張る。当然だろう。通路の左右にはキラキラと様々なお店が立ち並ぶ。しかも双方、三階建てだ。
「すごーい!お祭り〜♪お祭り〜♪」
清香ちゃんも大興奮だ。
ここは、東京都の郊外にあるMiraiアウトレットモール。先月リニューアルオープンしたばかりの、今、話題のアウトレット施設である。中央に劇場があり、色々なイベントをすることができるようになっている。二重円状に配置された建物に様々なお店が入っている。きらびやかだし、たしかにまるでお祭りのようだ。今日は平日ではあるが、そこそこ人が入っている。
話題の施設であり、私も見てみたかったし、少しでも安く子供服が買えるなら、と思って、ここに来ることにしたのだ。
わーい!わーい、と無邪気かつ無闇に走り回る清香ちゃんを見ていると、なんだか気持ちがほっこりする。
ダリによると、通常、死霊はいるだけで生者に多少は害になるそうなのだが、今の清香ちゃんにはほとんどそういう問題はない、というのだ。説明がよく分からなかったが、死霊の悪影響の殆どは、それが持つ「陰」の気、すなわち、恨みや妬み、後悔などの感情的要素だそうだが、どういうわけか、今の清香ちゃんはそういうものが払拭されているのだという。
「綾音の優しさのせいかもしれん」などと真顔で言われて、思わず赤面をしてしまった。
なので、日常生活でもできるだけ、清香ちゃんに陰の気を抱かせないようにするのがいいと言われた。そういうことなら、彼女が生きてる時にできなかった楽しいことをいっぱいさせてあげたい、と思ってしまう。なにせ、私とダリは、彼女の『まま』と『ぱぱ』なのだから。
「おお・・・!ここは何じゃ?祭か?」
ダリが目を見張る。当然だろう。通路の左右にはキラキラと様々なお店が立ち並ぶ。しかも双方、三階建てだ。
「すごーい!お祭り〜♪お祭り〜♪」
清香ちゃんも大興奮だ。
ここは、東京都の郊外にあるMiraiアウトレットモール。先月リニューアルオープンしたばかりの、今、話題のアウトレット施設である。中央に劇場があり、色々なイベントをすることができるようになっている。二重円状に配置された建物に様々なお店が入っている。きらびやかだし、たしかにまるでお祭りのようだ。今日は平日ではあるが、そこそこ人が入っている。
話題の施設であり、私も見てみたかったし、少しでも安く子供服が買えるなら、と思って、ここに来ることにしたのだ。
わーい!わーい、と無邪気かつ無闇に走り回る清香ちゃんを見ていると、なんだか気持ちがほっこりする。
ダリによると、通常、死霊はいるだけで生者に多少は害になるそうなのだが、今の清香ちゃんにはほとんどそういう問題はない、というのだ。説明がよく分からなかったが、死霊の悪影響の殆どは、それが持つ「陰」の気、すなわち、恨みや妬み、後悔などの感情的要素だそうだが、どういうわけか、今の清香ちゃんはそういうものが払拭されているのだという。
「綾音の優しさのせいかもしれん」などと真顔で言われて、思わず赤面をしてしまった。
なので、日常生活でもできるだけ、清香ちゃんに陰の気を抱かせないようにするのがいいと言われた。そういうことなら、彼女が生きてる時にできなかった楽しいことをいっぱいさせてあげたい、と思ってしまう。なにせ、私とダリは、彼女の『まま』と『ぱぱ』なのだから。

