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人外に愛される【短編集】
第1章 インキュバスくんは愛したい

「マリアごめん…、辛いかもしれないけど俺と一緒に行こう。」
俺はマリアの体をシーツで包んで抱き上げようとした。
「……1日だけ……。」
腕の中のマリアがボソッと呟いた。
「今日1日だけ、主に祈る時間を下さい…。」
今さら神になんか祈って何になるんだ。
俺は奥歯を噛み締めた。
だけど…、それでマリアが気が済むなら。
苦しまなくて済むなら。
俺は頷くしか無かった。
マリアをベットに戻した。
「……今日の夜迎えにくるから…。」
「…………。」
もちろんマリアは待っているなんて声をかけてはくれない。
俺は最後にマリアの唇にキスをした。
マリアの匂いにこの部屋から1人で出るのも辛い。
「はぁ…マリア…。」
自分の顔をマリアの胸に埋めた。
今日の夜にはマリアを絶対に眷属にするから。
2人が離れない為に。
後ろ髪を引かれる様だったが、俺はマリアの部屋を出た。
「……ああ……主よ………。」
俺はマリアの体をシーツで包んで抱き上げようとした。
「……1日だけ……。」
腕の中のマリアがボソッと呟いた。
「今日1日だけ、主に祈る時間を下さい…。」
今さら神になんか祈って何になるんだ。
俺は奥歯を噛み締めた。
だけど…、それでマリアが気が済むなら。
苦しまなくて済むなら。
俺は頷くしか無かった。
マリアをベットに戻した。
「……今日の夜迎えにくるから…。」
「…………。」
もちろんマリアは待っているなんて声をかけてはくれない。
俺は最後にマリアの唇にキスをした。
マリアの匂いにこの部屋から1人で出るのも辛い。
「はぁ…マリア…。」
自分の顔をマリアの胸に埋めた。
今日の夜にはマリアを絶対に眷属にするから。
2人が離れない為に。
後ろ髪を引かれる様だったが、俺はマリアの部屋を出た。
「……ああ……主よ………。」

