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展翅室
第1章 展翅室
「えっ、あの……、ちょっとご質問よろしいですか? 全裸っていうのは、やっぱり、全裸ですよね……」
「そうですよ。お客様に触られたりするかもしれませんね、でも、皆さん紳士的ですから、大丈夫です。会員制ですので、そのへんは信用できる方ばかりを厳選してお客様にしてありますからね」
 シラサキは、ニヤニヤしながら言った。
 時給の高さにひかれた萌子は、どうしようと悩んだ。そもそも、”壁に展翅される”という行為がよく分からない。
「あ、あの、シラサキさん……。ちょっと、試してみてもいいですか、その”テンシ”というのを」
「もちろんです、ハダカになりますか、それとも、服は着たままで?」
 萌子は顔を真っ赤にしながら、着たままでお願いします、と答えた。
 シラサキは萌子を、奥の壁の所に連れて行った。そして、壁にあるバンドに、まず手首を固定した。そして、前腕と二の腕にも、それぞれバンドを巻きつけた。両足も大の字に開かれて固定された。
「こんな感じです、どうですか、展翅された気分は」
 大の字ポーズだが、身体の各部はそれぞれ固定されているので、肉体的には、それほど苦痛はなかった。まさしく、人間の標本になった気分だ。ただ、全裸の姿なら、どうだろう、と考え、萌子の身体はブルっと震えた。
「時間は基本的に、夜の6時から12時頃までですね。基本的には、一回展翅されれば、お店が閉まるまで、そのままそこにいてもらいます」
「は……、はい……」
 オシッコしたくなったら、どうするんだろう、と萌子は思ったが、いろいろな想像が膨らみすぎて恥ずかしく、聞けなかった。
 シラサキはまた、萌子の身体のバンドを外し、萌子を自由にした。
「展翅はこんな感じです、じゃあ、気が向いたら明日の5時に来て下さいね」
 いろんな妄想が渦巻いて、萌子はそそくさとそのバーを出た。
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