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イツキとタマキ 〜本通り商店街〜
第1章 イツキとお絵描き

薄暗い駐車場で荷物をまとめていると、後ろから声をかけられました

画材屋のショウコさんです


「こんばんは、ジロウ君
 今日はひとりなのね?
 お仕事の帰りかしら?」


年配のショウコさんは白髪まじりの髪の毛をひとつにまとめてポニーテールのようにしています
大柄な身体つきなうえ、ジャンパーを羽織られているのでいつもよりモコモコして見えました


「はい、今帰ってきたところです
 ショウコさんはまた荷物を取りにお店まで?」


「いいえ、さっきまで居てたの、
 ちょっとお腹が空いたので何か食べようかと」


「そうなんですね、ボクはこれから商店街の中華料理屋に行くんですが、ご一緒にどうですか?」


ボクはせっかくなのでショウコさんを誘ってみました


「そぉねぇ、それでもいいんだけど………、
 こないだ言ってた頼み事、きいてくれる?」


「あぁ、こないだお店に入らせてもらったときの……、ええ!もちろん、いいですよ!」


というわけで、ふたりでショウコさんの画材屋のほうへ向かいます


中華料理屋さんとも同じ商店街だし、帰りにイツキを迎えに行けます


場所はアーケード沿いなのですぐ思い出しました

シャッターを上げて、中に入らせてもらいます


「2階なのよ、こっちからよ」


お店の奥に事務所スペースがあり、その隣に2階へ上がる階段があります


けっこう急な階段です


「昔はね、主人と娘と3人で上に住んでいたのよ
 娘が結婚して、主人が亡くなってからは同居することになったから、ここは倉庫兼アトリエなの」



「………アトリエ?」


先に階段を昇るショウコさんに続くのですが、目の前にショウコさんのスカートが揺れるので少しゆっくり目に昇ります


ショウコさんは階段がつらそう


ボクの目の前にはショウコさんのめくり上がりそうなスカートの裾と、大きなお尻をとらえます


なんだか悪いことをしているみたい


別にとがめられたわけでないのですが、つい視線を落として見ないようにします


2階に上がると部屋がいくつかありました


たしかに居住てきるスペースぐらい広い


広いと感じたのはあまり荷物が無さそうに思えたからです
ご主人が亡くなられたときに不用品を整理されたのでしょう
生活感はあまり無く、ほんとに倉庫がわりという雰囲気でした

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