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イツキとタマキ 〜本通り商店街〜
第1章 イツキとお絵描き

その後もお互いの身体をまさぐりながら2回目を終わらせました


「連続で出来る人はジロウだけだわ
 ED治ったんじゃない?」



そんな話しをしながら少し遅めの昼ごはんを食べ終わった頃、イツキが小学校から帰ってきました


ランドセルと別に手提げカバンを持っています


中は絵の具と先週まで教室の後ろの壁に掲示されていた絵でした


今は習字の掲示に変わったのだそう


ボクは絵を見ながら感心していました



「イツキ、けっこう絵がうまいね」


「そう?もっとうまい子いてるよ?」


「うん、でもしっかり描けてるよ?
 もっと陰を描けたらもっといいんじゃない?」


「子供の絵に何を求めてるのよ?バカね」



「じゃあ、ジロウ教えてよ!!」



「いいよ、今日は休みだし!絵の具もあるから外に描きに行こうか?」


「え?外に行くの?今から?」



「やったー!行こう行こう!」


喜ぶイツキに対して、タマキは乗り気じゃない


すでに体力を使ったタマキは夜の仕事に行く前に体力を温存させたいのだろう


「わたしはもうひと眠りするから、アンタたちだけで行ってきなさい」



ということでイツキとふたりで外に出かけることにしました



外といっても歩いていける範囲です


商店街を抜けて、町の横に流れる大きな川沿いに来ました


大都会のそばを流れる川はコンクリートで囲われています



川沿いは駐輪されたままの放置自転車がズラリ



ぼくらはその脇を抜けて、川沿いに設置された花壇に座りました


ベンチがわりにさせてもらいます



「何を描くの、ジロウ?」


「線が多いのはめんどくさいなぁ、あの橋とかいいんじゃない? 今から下絵を描いてさ、
 夕方になったら夕焼けの時間になって赤い感じで陰影が強く出るから、陰を描く練習になるんじゃない?」



「よくわかんないけど、そうしよう」


「わからんのかい!?」


そうしてボクらは並んで座りました


鉛筆で簡単なアタリをつけます



細かい橋の手すりの部分までは描きません、だいたいの輪郭までです


どうせ絵の具で色を付けるので


描いてるあいだに何人にも声をかけられました


半年間のあいだにボクもすっかり顔なじみさんです


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