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人妻露出マゾ・真由美
第7章 女監督
「だから、せっかく着せてもらったんですが、すぐ脱いじゃいますよ、ねっ」
 と、坂ノ下が笑いながら真由美に言った。そう言われるとまた変態マゾ女の気持ちが高ぶってくる真由美は、は、はい、と小さく返事をすると、シャツやパンティーをまた、その場で脱ぎ始めてしまったのだ。そして、驚く女性店員の目の前で、また元どおりの素っ裸になってしまった。
「こういうわけですので、どうも済みません」
 坂ノ下が謝ると、女性店員がなかば引きながら、い、いえ、と答えた。
「ほらっ、M子さん、迷惑だからもう出ましょう」
 とアンズに言われ、真由美はみじめなマゾの気分を味わいながら、ふたたび素っ裸で店の外に出てしまったのだった。
「じゃあ、今日はもう解散にします、お疲れさまっ」
 アンズが言った。まゆみさんは一人で帰って下さいね、と、続けてアンズは言う。
「そうですよ、まゆみさん、今日はそのまま、全裸で帰ってもらいますから」
 坂ノ下もイヤらしい顔で言う。
「これ、まゆみさんのバッグですよね、これだけ持って、一人で帰って下さい。私たちはタクシーで帰りますから」
 アンズにハンドバッグを手渡されると、真由美はマゾ奴隷の気分で、はい、とうなずいたのだった。
 道端でイシイが手を上げると、一台のタクシーが止まった。スタッフたち3人がタクシーに乗り込むのを、全裸の真由美は呆然と見ている。そして、タクシーの中からカメラを構えるスタッフたちに見送られながら、真由美は何も身につけずに素っ裸のまま、ハンドバッグだけを持ち、本当にその場に取り残されたのだった……。
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