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女性のための犯され短編集
第15章 最終電車で犯される

 相手に気づかれたら終わりだと思った。寝ていると思わせ続けるしかない、と。

「濡れてる……?」

「マジかよ、やばくね?」

 二人の声がさらに高ぶった。

 彼女の秘部を弄る指が、不慣れながらも動きを速める。

 クチュ……と小さな水音が聞こえた瞬間、彼女の顔が熱くなった。恥ずかしさと恐怖で、涙が滲みそうになる。

(いやだ……濡れてる?そんなはずない……!)

 ヌチュ....

「ね、ちょっとっ…僕だけにさせないでそっちも触ってよ」

「……お、おう」

 ひとりが苦言をていした後、もう一人の手が加わった。

 太ももを撫でていた手が離れ、今度はその指が彼女の秘部に触れてきた。

 少しゴツゴツした感触。爪が少し長いのか、引っかかるような痛みが走る。

「……すげえ……気持ちいいのか?これ」

 二人の息遣いが荒くなってくる。

 彼女の身体に触れる手が大胆さを増し、下着をさらにずらして、直接弄り始める。

 クチュクチュと音が大きくなり、頭の中が羞恥で埋め尽くされる。

「んっ……!」

 彼女は堪えきれず、小さな声を漏らしてしまった。



「……!」

 二人の動きが一瞬止まる。


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