この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女性のための犯され短編集
第4章 占い師に犯される

「ご予約のお客さまですね。お待ちしておりました」

「あなたは…っ」

「当店の占い師です」

 振り返ったそこにいたのは、若い男だった。

 彼女は意表をつかれて後ずさる。

「どうしましたか?」

「あ……いえ、なんだか、想像していた感じと違ったので」

「そうですか。ちなみにどんな想像を?」

「なんかこう、マント?みたいなのを被って、顔を隠して、水晶の前に座ってる…みたいな」

「ははは、ちょっと言ってる意味がわかりませんね」

「あはは……」

 その占い師が爽やかに笑うので、彼女もつられて愛想笑う。 

 ハイネックシャツに黒のテーラードジャケット。裾が広がったスラックス。服装もなんだか、占い師というより…ホストっぽいな。

 ただ今どきはこれが普通なのかもと思いながら、用意された椅子に座った。

「料金は前払い制ですので、こちらにお願いしますね。僕はドリンクを用意してきます。ご希望は?」

「えっと、じゃあ、温かいものを」

「かしこまりました」

 彼が去った間に、予約時に知らされていたお金を出してカルトン(お金を置くトレー)に置いた。

 払う側としても前払い制なのはありがたい。

「どうぞ、紅茶を用意しました」

「ありがとうございます…」

 この紅茶ひとつで5万円なんて言われたら困る。(ホストっぽいせいでそのへん心配になる)


「──…では、始めましょうか」


 向かいの席に優雅に腰掛けた男が、緊張ぎみの彼女を覗き込んだ。


/105ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ