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女性のための犯され短編集
第1章 ストーカーに犯される
並ぶ本の中に、異変を見つけて、彼女の目が止まる。
A4サイズのスクラッチファイルが、小説本の間にはさまってある。
そのファイルの背表紙には、手書きの字で、人の名前が書かれていた──。
《 〇〇さん 》
それは彼女の名前だった。
「…どぅ…して……?」
嫌な予感がした。
こういう時の直感というのは、不思議とあたってしまう。
《 絶対に、見てはいけない 》
それをわかっているのに、彼女はそのファイルを本棚から引っ張り出した。
パラりと中を見る。
この時彼女は気付かなかった
シャワーの水音が、すでに止まっていたコトを──
「──…どうしましたか」
「‥‥‥!」