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女性のための犯され短編集
第6章 可愛かった弟に犯される
「ん?呼んだ?」
「出かけるってどこに?今日は塾も休みだよね」
「ええ?…まぁ、そうだけど…」
「遅くなるって何?誰と遊びに行くの」
「誰って…べつに、その、わざわざ言うほどのことじゃないし…っ」
しまった。家の外に逃げるため、用もないのに出かけようとしたのを勘づかれたか。
彼女が返答にまごついていると
ガチャ
「──っ」
ドアが開いて中から伸びてきた手に、腕を掴んで引き込まれた。
──バタン
「っ…!」
腕を引かれた彼女が突き飛ばされたのは、ベッドの上だった。
「急になんなのよもうっ…」
咄嗟に見上げると、弟はズボンだけ履いていて、上は何も着ていなかった。さっきまで寝ていたんだろう。
兄弟の裸といえどさすがに直視できず、彼女は顔をそらした。
(びっくりした…身体も、力も、しっかり男の子になってる)
声変わりが終わったばかりの弟は、" 男 " を感じるというよりむしろ、女のような綺麗な顔立ちの青年だ。
目が大きくて、小顔で、スっと首が長くて、色白。
そんな " 可愛い " 弟が、彼女は昔から自慢だったし好きだった。
けれど彼女が知らない間に、弟はどんどん成長して、周りの女の子たちにモテ初めて、遠い存在になってしまった。