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異世界転生したら王子に溺愛されて困っています·͜· ♡
第3章 どうやら、人格が違うようです(困)

お兄様は無表情(ある意味怖い)、宮廷医は苦笑い。


殿下は優雅に微笑まれている(正直何を考えているのか分からない)。


と、そうこう考えているうちに、私の体の痛みが引くのを感じて、体が軽くなった。先程までは体が石になってしまった様な感覚だったのに。


「···殿下」


私が体を起こすと、殿下が背中をスっと支えてくれる。


「ブランシュ。あまり無理はしてはいけないよ」

「大丈夫ですわ。ありがとうございます、殿下」

「ブランシュ!」

「ブランシュ様っ!!」


上から、殿下、お兄様、メイドの声だ。


お兄様何か今にも泣きそうだ。


いや、それはメイドも同じかな。



宮廷医は優しい笑みを浮かべている。


「ご心配をかけました。侍医と皆様のおかげで、すっかりこの通りですわ」

「ブランシュ様、どこか痛む所はありますかな?」

「いえ。どこも···、ありがとうございます」

「それはようございまました。しかし、念の為診察させて頂きたく。殿下、ブランシュ様に触れるお許しを頂きたく」

(そうだよね···。お妃様になる体に大事があっあてはならないものね)

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