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異世界転生したら王子に溺愛されて困っています·͜· ♡
第6章 話はあっさり交わされて甘やかされました
これは···。
私の反応を見ているのだろうか。
殿下はただ、今まで見た事の無いブランシュの 反応を、きっと楽しんでいるに違い無い。
「で、殿下···自分で食べられますから、どうかスプーンをお貸し下さい」
流石に中身は大人な分、「あーん」は恥ずかしい。
「ダメ。ほら···」
「···ぅっ、···!」
羞恥心からの葛藤の末、私は口を開いてパクッとリゾットを口に含んだ。
優しい温かい味が口の中にフワッと膨らんで、思わず「おいしい···」と呟けば、殿下はクスッと笑って「それは良かった」と2匙目のリゾットを掬った。
「えっと···もしかして最後まで?」
「決まっているじゃないか。ほら、冷めないうちに」
さも当然、と言った態度で私が平らげるまで、ずっと殿下に世話を焼いて貰っていたのだった。
♦ ♦ ♦
それから、数日が過ぎ体力も体調もすっかり良くなった頃、私はブランシュの容姿を見て驚愕したのだった。
入浴の前に、姿見にふと映り込んだブランシュの容姿は、ストロベリーブロンドのたっぷりしたロングストレートの髪に、オレンジ色の瞳、少し童顔で幼さを残した表情は庇護欲をそそられそうで、肌は色白でマシュマロの様に柔らかそう。
身長もそこそこあり、胸はおわん型の形の良い胸で、ふんわりと大きい。ウエストはキュッと締まり、ウエストから太ももまでの曲線が素晴らしい。
流石、貴族のしかも妃に選ばれるくらいの容姿をお持ちでいらっしゃる。
「ブランシュ様、準備が整いましたので、どうぞこちらへ···。どうされました?」
やば。
あまりのブランシュさんの容姿の美しさに見蕩れていたとは言えない。
「え、えーと···少々、太ってしまったかなと思いまして···」