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禁断の果実
第4章 悲劇
「へぇ、このお姉ちゃんガッコのセンセなんだ?」
そう言うとその男が私の所に来て髪を触って来る。
この黒髪の長い男は3人の中のボスの様な感じがした。
響は坊主頭の男に身体をホールドされながらももがいて叫んでいる。
それを聞いていた黒髪の長い男がこう言う。
「小僧を黙らせろよっ!!うるさくて仕方ない…」
そう言うと坊主頭の男が響に何かハンカチの様なものを口に当てた。
すると、響は気を失ったように地面に倒れ込んだ。
黒髪の長い男が私にこう言う。
「アンタもあの小僧みたいになりたくなければ俺たちのいう事聞けよな?」
私は恐怖で声が出なかった。
本当は助けを呼びたかったのだが声が出ない。
私は茶髪の男に羽交い絞めにされたまま停めてあった大型のワンボックスカーの後部座席へと押し込まれてしまう。
後部座席はとても広く私の身体はすっぽりと中に入ってしまうのだった。
そこに、黒髪の長い男が入って来た。
そして私に笑いながらこう言うのだ。
「お姉ちゃん、ちょっとばかり俺たちの相手になってもらうよ…いいかい?」
私は恐怖を感じながらも絞り出すようにこう言った。
「わ、私にな、何をしようとしてるの…」
「え?ちょっとだけ愉しいことしようと思ってるだけさ…」