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禁断の果実
第4章 悲劇

私は声にならない声で叫んでいた。
坊主頭の男もピストンが頂点に達すると私の身体の奥深くへと精子を放った。

そして、萎んだペニスを引き抜く。
3人の男たちは満足した様に私を上から見下ろしていた。

黒髪の長い男がこう言う。

「お姉ちゃん、今夜は愉しい夜だった…もう少しやりたいが時間がなくてな…」

そう言うと茶髪の男に指図して私の両手を縛っていた粘着テープを切ってくれた。
そして、尚もこう続ける。

「お姉ちゃんさ、今夜の事は他言無用だ、もし誰かに話したり警察に届けるような真似したら、この動画をネットに流すからな…」

私はレイプされている間にスマホのカメラでこの一連のレイプ画像を録画されていたことにこの時気づいたのだ。

私は怖くてただ、頷くだけだった。
私は着乱れた状態で大型ワンボックスカーの後部座席から車外に投げ出された。

その後、ワンボックスカーは何事もなかったかのように走り去るのだった。
私は響の事が心配でならなかった。

響は何やら薬品の様なもので眠らされていた様だった。
私は口に張られたテープをはがして響に傍に駆け寄った。

響は何があったのか分らないような感じで目を覚ましていた。
響は私の姿を見ると、何が起こっていたのか想像出来た様だった。

「先生、大丈夫か?」
「ま、前澤くん、わ、私…わ、わたし…」

そう言うと私の瞳から泪が溢れてくるのが分かった。

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