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禁断の果実
第6章 部室
そこで予約を取り受ける事が出来るようだった。
私は女医にお礼を言い、薬を処方してもらいクリニックを後にした。
そして、4階にあるカウンセリングルームへと行き、カウンセリングの予約を取った。
カウンセリングの日は来週の土曜日に予約が取れたのだ。
このカウンセリングで私の心が少しでも軽くなってくれることを私は願った。
クリニックの帰りに私はちょっと隣街にある百貨店でウィンドショッピングを愉しんだ。
なるだけ、レイプ事件の事は思い出したくなかったのだ。
ひとりでランチを食べ、早めに自宅へと帰った。
この晩、私は処方された薬を飲んでみたのだ。
睡眠薬が2種類と精神安定剤は3種類あった。
夜飲む薬としては多いと思う。
でも、今の私にはこれだけの量が必要だったのだ。
薬を飲んだ後、響が作ってくれたホットミルクを私は作った。
その、ホットミルクを飲みベッドへと潜り込む。
すると、今までの緊張が解けていく様だった。
私は薬の効果もあり、深い眠りの森へと入っていった。
この夜は、薬のお陰もあったのだろう。
夜中に目が覚めるようなこともなくぐっすりと眠ることが出来た。
こんなにぐっすりと眠ったのはいつ以来だっただろう。
私は心の底から安堵したのだった。
翌朝、私は気持ち良く目が覚めた。
この日はとても良いお天気の日曜日だった。
私は溜まった洗濯物を片付け、部屋の掃除をしたのだ。