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個人指導-凌辱の初体験
第1章
「ここなんですけど」
自分で描いた絵の前に立ち、人物画の一部を指さすと、美由紀が問いかけた。
「窓から差し込む光と、部屋の明かりとが、ここのところで一つになりますよね。その辺が、いまいちつかめないんです」
それは、少女が部屋でくつろぎながら、ポーズをとっている絵だった。クッションを抱えて座った少女が、窓から差し込む太陽の光に包まれている。自分の絵を前にして、熱心に説明する美由紀の後ろに立つと、シャンプーの匂いが、かすかに卓郎の鼻をくすぐってきた。
「そうだな、太陽の光っていうのは、直接光といって、まっすぐ部屋まで飛び込んでくる。それとは別に、部屋の中が明るいのは、”環境光”があるからなんだよ。環境光は、向きも強さもばらばらで、そのせいで部屋がほんのり明るくなるんだ。だからまず、部屋を満たす環境光をイメージしてから、太陽の光を描き足すといいかもしれないな」
卓郎の言葉に、熱心に耳を傾ける美由紀は、まるで小さな子ウサギのようだ。(今おれは、美由紀と二人きりなんだ……)
卓郎の頭の中に、ふつふつと、男の欲望がわき上がっていた。
自分で描いた絵の前に立ち、人物画の一部を指さすと、美由紀が問いかけた。
「窓から差し込む光と、部屋の明かりとが、ここのところで一つになりますよね。その辺が、いまいちつかめないんです」
それは、少女が部屋でくつろぎながら、ポーズをとっている絵だった。クッションを抱えて座った少女が、窓から差し込む太陽の光に包まれている。自分の絵を前にして、熱心に説明する美由紀の後ろに立つと、シャンプーの匂いが、かすかに卓郎の鼻をくすぐってきた。
「そうだな、太陽の光っていうのは、直接光といって、まっすぐ部屋まで飛び込んでくる。それとは別に、部屋の中が明るいのは、”環境光”があるからなんだよ。環境光は、向きも強さもばらばらで、そのせいで部屋がほんのり明るくなるんだ。だからまず、部屋を満たす環境光をイメージしてから、太陽の光を描き足すといいかもしれないな」
卓郎の言葉に、熱心に耳を傾ける美由紀は、まるで小さな子ウサギのようだ。(今おれは、美由紀と二人きりなんだ……)
卓郎の頭の中に、ふつふつと、男の欲望がわき上がっていた。