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雨が好き
第48章 居場所

「なーに、このこの!視線でいちゃついちゃって♡」
つんつん、と水際さんに指で腕を突かれてはっと気がつく。
「そ・・そんなんじゃ・・・」
かかかかか・・・またまた私の顔は赤く染まってしまっている。
ふーん・・・とジト目で私のことを水際さんが見てきて、にやっと意地悪そうに笑う。
「そうだ!私、この間、聞きそびれたんだった。
みなとちゃんが、蒼人のどこが好きか!」
ぶふっ!と、蒼人さんが妙な音を立てて咳き込み始める。
「おま・・・何言って・・・」
抗議の声も言葉にならない。
一方私は、完全に、フリーズしていた。
「ねえ!どこどこ?
蒼人のどこが好きなの?」
頭に血が上る、というのはこういうことだろうか?
ほわんほわんして、かーっとして、
どきどきして、うまくしゃべれない。
でも、たぶん、この時私は慣れないお酒で酔っ払っていて、
蒼人さんのお部屋でパーティで舞い上がっていて、
水際さんのテンションに煽られて、楽しくなっちゃってて、
なんだか、いつもの私じゃなくて・・・
あたふたしながら、
おろおろしながら、
私は何か言わなきゃ、と思ってしまった。
つんつん、と水際さんに指で腕を突かれてはっと気がつく。
「そ・・そんなんじゃ・・・」
かかかかか・・・またまた私の顔は赤く染まってしまっている。
ふーん・・・とジト目で私のことを水際さんが見てきて、にやっと意地悪そうに笑う。
「そうだ!私、この間、聞きそびれたんだった。
みなとちゃんが、蒼人のどこが好きか!」
ぶふっ!と、蒼人さんが妙な音を立てて咳き込み始める。
「おま・・・何言って・・・」
抗議の声も言葉にならない。
一方私は、完全に、フリーズしていた。
「ねえ!どこどこ?
蒼人のどこが好きなの?」
頭に血が上る、というのはこういうことだろうか?
ほわんほわんして、かーっとして、
どきどきして、うまくしゃべれない。
でも、たぶん、この時私は慣れないお酒で酔っ払っていて、
蒼人さんのお部屋でパーティで舞い上がっていて、
水際さんのテンションに煽られて、楽しくなっちゃってて、
なんだか、いつもの私じゃなくて・・・
あたふたしながら、
おろおろしながら、
私は何か言わなきゃ、と思ってしまった。

