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雨が好き
第52章 雨の窓
そうこうしている内に、電車は目的地についた。
蒼人さんの家の最寄りの駅
ここからお家までは、歩いて15分くらい。

雨の中を歩く。
彼の暮らしている街。
駅前の少し賑やかなところを抜けると、
川沿いの道
お家も、お店も、点々とあるだけ

サラサラと優しい音
川の流れる音と、雨の音

そんな音を聞いている内に、
蒼人さんの住んでいる集合住宅にたどりついた。

この建物には、エレベーターがない。
よいしょ、よいしょと、怪我していない私ですら、昇るのは大変。
これでは、足を怪我している蒼人さんにとって、
お出かけするだけで、確かに一苦労だ。

やっぱり、これ、持ってきてあげられて、よかった。

私はリュックに入ったサンドイッチやコーヒーのことを考えた。

他に、必要なものはなかったかしら。
もしよければ、聞いてみようかな・・・。

ピンポンと呼び鈴を鳴らす。

「はい」と扉の向こうから聞こえる
いつもの、声

蒼人さん・・・

扉を開くまでの少しの間、
髪の毛をちょっと直してみたりして・・・

扉が開いて、見えた彼の顔

「みなとさん・・・ありがとう。
 ごめんね、雨で大変だったでしょう?」
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