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雨が好き
第80章 コーヒー
コーヒー豆の名前にこんな意味があったこと
コーヒーの淹れ方にこれほどまでの種類があったこと
産地ごとの特徴、水の種類との兼ね合い
コーヒーに含まれる成分とか

今まで何も知らないで淹れてきたんだって、
そう思った。

『みなと町』のコーヒー豆はお父さんが仕入れてきてくれている。
でも、私はそれがどこから来ている、なんという種類の豆なのか、それすら知らないのだ

しかもこれはまだまだ最初の方で、
本の後半はコーヒーの基本の淹れ方からいろんなアレンジまでがたくさんたくさん書いてある。

コーヒーの飲み方ってこんなにあるの?
それだけでとてもびっくりだった。

蒼人さんに色んな場所に連れて行ってもらって、
いろんなものを見て、知らないことがいっぱいあるって思ったけれど、
自分の足元のことですら、私はほとんど何も知らなかったんだなって、

なんとなく、こんな感じで店員さんをしていて、恥ずかしいなと思ってしまった。

ああ・・・本当に私って・・・
ぼんやりと外を見る。

久しぶりの雨。
しとしとと灰色の空から降ってくる雨は、まるで私の心のようだった。
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