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雨が好き
第80章 コーヒー
「あ、いや、そういう意味じゃ、いや、そういう意味もあるんだけど、そうではなくて・・・その」

蒼人さんもしどろもどろ。
私は顔が赤くなって。
二人の様子を見ていたらしいお父さんが、なにやらニコニコこちらを見ていて・・・

お・・・お客さんがいなく良かった・・・

「うん、そう、えっと、所作がきれいっていうか、無駄がないっていうか、そういう意味で」

それって?
私は意味がよくわからなくて、ちょっときょとんとしてしまって。
でも、蒼人さんは自分が言ったことに妙に納得したみたいで、うんうん、と頷いている。

「きっと、こうしてずっとずっと丁寧にコーヒーを淹れていたんだろうなって、そう思ったんだ」

丁寧・・・

「それ、言われたこと・・・だった」

そう、言われたことだった。
いったんお勤めしていたところに行かれなくなって、家で毎日落ち込んでいたとき、お父さんから『みなと町』を手伝ってほしいと言われた。

ちょうど、忙しくなっちゃって、と言っていた。
お会計の仕方とか、お給仕の仕方とか、それからご挨拶の仕方とか、
お父さんがたくさん教えてくれた。

コーヒーの淹れ方も。
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