パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第81章 学園祭

でも、戸惑う私を置いて、お父さんと水際さんで話がどんどん進んでいってしまって

電源は大丈夫、机や椅子もOK
フィルターとか、ポット、薬罐は『みなと町』のを使って
カップは紙でいいかな？
レンタルは・・・水のタンクと電熱器？
種類出すならエスプレッソマシーンも？
さすがに『みなと町』のは持っていかれないし・・・
ええと、それから、お金は？会計は？

レンタル料引いて収益出すには
後考えることってなんでしょう？

・・・す・・・すごい・・・
私は二人の話を聞いてるだけで目がくるくるしてきてしまう。

あっという間に『みなと町』出張カフェ、の話が出来上がっていく

「あ、そうだ！」
水際さんがぽん、と手を打つ。

「お兄ちゃんから聞いたんだけど、みなとちゃん、コーヒーの勉強してるって。
　だったらさ！学祭で新メニュー出そうよ！ね？どう？」

新メニューって・・・
えっと、それって・・・

「『みなと町』のコーヒーおいしいからさ、それだけでもいいんだけど・・・うん、そうだ、うちファッションサークルじゃん、なんか、こう洒落たやつ、あのラテアートとか」

ラテアートってあの、コーヒーに絵を描く、みたいな？