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雨が好き
第94章 眠れぬ夜

『そのこと』を心から遠くに置いてみる。
そうすると、それは、
ふわふわととらえどころのないように感じられる
怖いの?
自分に問いかけてみた。
触れようとすると、それは形を変えて逃げていくみたいで
青いような、黒いような
そんな感じ
怖い・・・のかもしれない。
そもそも私は、これまでに
『それ』をちゃんと見つめてこなかったのだから。
また、寝返りをころり。
いったいぜんたい、
みんなはどうやって『そこ』にたどり着くんだろう。
どうやって、それを知って、
どうやって、心でわかっていくんだろう?
心の一方で考えてはみるけれど、
もう一方では、
きっと、これは、考えても答えなんて出ない・・・そう思っていた。
「やっぱりわからないや・・・」
身体が、心に何かを伝えようとしているけれど、
そのメッセージをうまく読み取れていない、
読み取れない気がする。
これは、永遠に解けない謎のようで、
私の手には負えない気すらしてきた。
ああ・・・
また、ころりと、ベッドの上で転がる。
青い夜は、何も私に教えてはくれない。
どうしよう・・・
途方に暮れたとき、ふいに心に浮かんできたことがあった。
そうすると、それは、
ふわふわととらえどころのないように感じられる
怖いの?
自分に問いかけてみた。
触れようとすると、それは形を変えて逃げていくみたいで
青いような、黒いような
そんな感じ
怖い・・・のかもしれない。
そもそも私は、これまでに
『それ』をちゃんと見つめてこなかったのだから。
また、寝返りをころり。
いったいぜんたい、
みんなはどうやって『そこ』にたどり着くんだろう。
どうやって、それを知って、
どうやって、心でわかっていくんだろう?
心の一方で考えてはみるけれど、
もう一方では、
きっと、これは、考えても答えなんて出ない・・・そう思っていた。
「やっぱりわからないや・・・」
身体が、心に何かを伝えようとしているけれど、
そのメッセージをうまく読み取れていない、
読み取れない気がする。
これは、永遠に解けない謎のようで、
私の手には負えない気すらしてきた。
ああ・・・
また、ころりと、ベッドの上で転がる。
青い夜は、何も私に教えてはくれない。
どうしよう・・・
途方に暮れたとき、ふいに心に浮かんできたことがあった。

