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雨が好き
第95章 恋愛相談

【恋愛相談】
「相談て?・・・なにか、困ったことがあったんですか?」
ここは、『みなと町』がある駅の近くにある洋菓子店、『カンパネラ』
イートインもできて紅茶も美味しいお店だった。
結局、私が耀さんに「相談がある」と実際に電話をかけられたのは、
電話をしようと決心してから実に2日後のことだった。
受話器を前に何度も逡巡して、
言い方を考えて、
ウロウロと歩き回って・・・
お父さんに『みなと、いったいどうしたんだ?』と心配までされて・・・
やっと、お電話をすることができた。
「あのね・・・」
私がようやく話し始められたのは、耀さんの前に置かれているアイスレモンティーの氷が少し溶け出した頃だった。
「蒼人さんとのこと、なんだ」
「はい」
ストローでレモンティーを一口飲む。
耀さん、今日も、お化粧バッチリ。
光沢のある黒い生地のオーバーサイズのシャツ、
鮮やかなターコイズブルーのワイドパンツは柔らかそうな生地で、きれいなドレープが入っていた。
少し存在感のあるイヤリングやシルバーの指輪も彼女が身に着けていると、自然に見えてしまうから不思議だ。
普段着・・・なんだろうけど、すごくおしゃれ。
対して私は凄くシンプルな薄茶色をベースとしたロングスカートのワンピース
お化粧もほとんどしていない。
ここにきて、変なことが気になってしまう。
「相談て?・・・なにか、困ったことがあったんですか?」
ここは、『みなと町』がある駅の近くにある洋菓子店、『カンパネラ』
イートインもできて紅茶も美味しいお店だった。
結局、私が耀さんに「相談がある」と実際に電話をかけられたのは、
電話をしようと決心してから実に2日後のことだった。
受話器を前に何度も逡巡して、
言い方を考えて、
ウロウロと歩き回って・・・
お父さんに『みなと、いったいどうしたんだ?』と心配までされて・・・
やっと、お電話をすることができた。
「あのね・・・」
私がようやく話し始められたのは、耀さんの前に置かれているアイスレモンティーの氷が少し溶け出した頃だった。
「蒼人さんとのこと、なんだ」
「はい」
ストローでレモンティーを一口飲む。
耀さん、今日も、お化粧バッチリ。
光沢のある黒い生地のオーバーサイズのシャツ、
鮮やかなターコイズブルーのワイドパンツは柔らかそうな生地で、きれいなドレープが入っていた。
少し存在感のあるイヤリングやシルバーの指輪も彼女が身に着けていると、自然に見えてしまうから不思議だ。
普段着・・・なんだろうけど、すごくおしゃれ。
対して私は凄くシンプルな薄茶色をベースとしたロングスカートのワンピース
お化粧もほとんどしていない。
ここにきて、変なことが気になってしまう。

