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雨が好き
第96章 心の風景
【心の風景】

蒼人さんと出会ってから、
二人でいろいろなところに行った。

最初の『デート』は、忘れるわけもない
美術館

雨が降ってきて
私は彼に傘をかけた

それからも、海にも行った
星を見たり
山に登ったり
一緒にお食事をしたり

でも、それって全部、
蒼人さんから誘われたものばかり

いつだって蒼人さんが、私に
新しい世界を見せてくれる。

蒼人さんはたくさんの『世界』を持っていて
私には『みなと町』しかなくて

それは仕方のないことなのかもしれないけれど
もしかしたら、こんなことも
『二人に』なることを難しくしてしまっているのかもしれない

そんな風に思った。

かといって、
私の『中』に
蒼人さんに見せてあげられる景色なんて
あるのかしらと考えてしまう

「みなと、お客さん、お会計だよ」

お父さんがキッチンから声をかけてきた。

あ・・・いけない。
ちょっと、また、ぼんやりしていた。

私はカウンターに座りながら、上の空になりかけていた気持ちを
慌てて「お仕事」に切り替える。
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