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雨が好き
第98章 ふれあい

【ふれあい】
桜が、はらりと私の髪に舞い落ちる。
私は、蒼人さんのお顔を見たくて
くるりと身体を彼に向けた。
そのまま、見つめ合う。
夜の桜、銀の光
川が流れて
風が髪をくすぐる
じっと私のことを見つめてくれる
彼の瞳に、吸い込まれそうになる。
彼の唇に、自分のそれが吸い寄せられるように、
キス
一回・・・そして、二回
そっと目を閉じると、
更に強く、抱きしめられる。
きつく抱きしめ合うと、少し背の高い彼の顔は、
私の頭の上に来てしまう。
彼の胸に、
こつん、と、
おでこを寄せる。
二人の世界
そこで私は、体の全部を彼に包まれる
そこには私と蒼人さんしかいない
さっきまで聞こえていた川のせせらぎも
風の音も
土の匂いすらも消え失せていた
桜が、はらりと私の髪に舞い落ちる。
私は、蒼人さんのお顔を見たくて
くるりと身体を彼に向けた。
そのまま、見つめ合う。
夜の桜、銀の光
川が流れて
風が髪をくすぐる
じっと私のことを見つめてくれる
彼の瞳に、吸い込まれそうになる。
彼の唇に、自分のそれが吸い寄せられるように、
キス
一回・・・そして、二回
そっと目を閉じると、
更に強く、抱きしめられる。
きつく抱きしめ合うと、少し背の高い彼の顔は、
私の頭の上に来てしまう。
彼の胸に、
こつん、と、
おでこを寄せる。
二人の世界
そこで私は、体の全部を彼に包まれる
そこには私と蒼人さんしかいない
さっきまで聞こえていた川のせせらぎも
風の音も
土の匂いすらも消え失せていた

