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雨が好き
第99章 春
お客さんがパタリといなくなる。
私は、ぼんやりと窓の外を見ていた。

光が溢れている。

窓から見える人たち
足早に歩いていく
みんな、行く場所があって
みんな、生活をしている

去年の春、私はこの景色をどんな気持ちで眺めていたっけ?

モーニングを運んで、コーヒーを淹れて
お会計をして、ご挨拶して
それで、お客さんいなくなったら、「みなと休憩しておいで」って
そう言われて、お外をお散歩して・・・

ハンコで押したみたいに、毎日同じ
どんな思いを抱いていたのかを
思い出すことができなかった。

お客さんも違うし、窓の外に行き交う人も違うのに、
そうか・・・、私だけが『同じ』だったんだ
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