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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第2章 女中 良枝
良枝は、強く突き上げられるたびに頭を揺らしながら、押し寄せる快感に意識が薄らぐ中でも、笠井から何か指図があれば聞き逃すまいと、その顔を必死で見つめていた。笠井は、その懸命な表情を愛おしく思い、さらに男根に力がみなぎるのを感じながら強く突き続けると、良枝の背中が反り返って腰が跳ね上がった。笠井は、収縮を繰り返す蜜壺の中で、幾筋も射精した。
笠井は、そのまま胸を合わせて良枝の荒い息遣いを感じ取っていたが、やがて挿入を解いて、まだ波打っている腹を、やさしく撫でてやりながら、静かに話し掛けた。
「今日、良枝が上に乗ったんは<茶臼>言うての。男の上で腰を回すんが、抹茶を挽くのに似とるんじゃそうな。これも風流じゃの。一緒に教えとくとの、女子(おなご)が仰向けに寝て男が上から挿れるんは<本手>と言うんじゃ。そんで、四つ這いの尻の方から突くのは<後ろ取り>じゃ。江戸言葉では<駒掛け>とも言うての、女の四つ這いを馬に見立てたんかの・・・。良枝、今日は頑張って、ようけ習うたの。」