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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第4章 女中 清(きよ)
清は、誠一に掛け湯をして石鹸を落とすと、洗い場の隅に置いた手桶を運んできて、片膝をたてて座り、手桶に両手を入れて中の粘り気のある液を掻き混ぜた。誠一が不思議そうに覗き込むと、清は 「ご存じでないでしょう。これは、寒天のもとになる海藻を煮出したものでして、こうやって使うのでございます。」 と言いながら、両手で掬い取った粘液を、誠一の胸や腿、背中にたっぷりと塗りつけた。粘液は生暖かく、肌に滑(なめ)らかに馴染んだ。
清は、後を向いて湯文字を取り、自分の乳房や股間にも粘液を塗った。誠一は、向き直った清が、陰部を剃毛していることに気付いた。肉付きの良い腰回りの中心に、ふっくらとした恥丘が見えた。清が脚を開いて誠一の腿に跨(またが)り、胸を合わせて、上体を大きく上下左右に回すように揺すった。弾力のある乳房が誠一の胸を、そして、柔らかな恥丘の膨らみが腿を、滑(ぬめ)りながら撫でていった。