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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第4章 女中 清(きよ)
「ご主人様。殿方が、ご自分のことだけでなく、女子(おなご)の体が悦ぶ様を愛でていただけると、女子(おなご)も一層、嬉しいものです。」
「清さんのお陰で、それがよく分かったよ。そして、それには相手への思いやりが要(い)るということも。」 と、誠一は答えると、挿入したまま体を入れ替え、清を仰向けにして覆いかぶさった。そして、清に、自分の両手で腿を抱えて両脚を大きく開かせてから、さらに深く男根を突き込むために、腰を押し込んだ。
やがて、清が再び昂まりを見せると、誠一は乳首を強く吸ったり、指で捻(ひね)ったりしながら、絶頂に導いた。途中で一旦挿入を解いて、枕元の湯呑のお茶を一口啜(すす)って一休みしてから、また清を抱いて突き続けた。そして、何度も絶頂に達して声を失い、脱力した手足を広げた清の蜜壺に精を注ぎ込んだ頃には、もうすっかり夜が更けていた。
誠一は、二人の寝間着を整えてから脇に添い寝してくれている清の、満足しきった表情を月明かりの中で見詰めながら、女性への振舞いに、今までになかった余裕を感じ出したことに安心して、深い眠りについたのだった。
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