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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第4章 女中 清(きよ)

 清とそのような話をした夜、寝床の中で寄り添ってくれている清の、楚々とした美形の顔立ちを間近に見て、豊満な胸や腰回りを撫でていると、<緊縛>を実際に試してみたいという衝動に駆られた。清に 「ほんの真似事をしてみたいのだが。」と、頼んでみると、清は若者を慈しむような表情で微笑んで、 「思い通りになさって下さいまし。ご主人様。」 と応えてくれたのだった。

 その時は、清と自分の寝間着の腰紐を使い、見よう見まねで、清の手首を背中に回して縛り、そこから紐を引き出して乳房の上側と下側に巻いて腕を固めた。紐も少し伸び縮みするものだったし、一重の縛りなので、実際には、清は身動きできないほどではなかったと思うのだが、戸田の願いを斟酌してくれて、腕を動かそうとはしなかった。

 <緊縛もどき>ではあったが、布団に転がった清を見下ろすと、これまでにない胸の高鳴りと、痛いほどの勃起を覚えた。清の体に跳び付き、紐で上下を絞められ、いつも以上に高く突き出た乳房を揉みながら、激しく蜜壺を突き続け、その中に幾度も精を注いだ。自分の性癖をはっきりと自覚した夜だった。
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