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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第4章 女中 清(きよ)
清は、 「かしこまりました。」 と言いながら、自ら両腕を背中に回し、肘を曲げて交差させた。戸田のいつもの縛り方は、<背中で腕を括ってから、乳房の上と下を横に巻いて、腕を固定する>簡単なものだったが、今夜は、本の図を確かめながら、そこから更に<背中の腕の結び目から、首元を通して体の前に渡し、胸の谷間を這わせて、乳房の下側を横に巻いた縄で折り返し、再び背中側に戻して締める>という、胸縛りを加えたものにした。いつもの縛り方に比べると、清の豊満な円錐型の乳房が下から持ち上げられるように締め上げられ、高く突き出て揺れた。
戸田は、さらに二本の縄を手にすると、左右の脚それぞれに、膝を折り曲げて三ヵ所ほど梯子(はしご)状に縛って固定した。それから、最後にもう一本の縄の両端を、左右の脚を縛った結び目に括(くく)りつけ、それを背中の腕の結び目に通して、強く引き付けた。膝を折り曲げられた両脚が大きく開いて、剃毛した恥丘がふっくらとした盛り上がり、その割れ目からは黒紅色の花弁が露(あら)わになった。恥ずかしそうに横を向いた清の首筋に、戸田は濃厚な色香を感じた。