この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第2章 女中 良枝

 誠一は、寝床に潜ったまま、腹ばいになって、枕元に置かれたお盆の上で、急須から残り少なくなったお茶を湯呑に注いだ。ふいに、四日前の夜、この布団の上で喘ぎ続けた良枝の淫靡な表情が頭をよぎった。お茶をすすりながら、<この土日で良枝の当番が終わるが、どう接すればよいものか。>などと思案していると、襖の向こうで良枝の声がした。

 「ご主人様。お目覚めでらっしゃいますか。こちらの部屋に、朝餉の支度ができております。」

 「ああ、有難う。今日は一日部屋でくつろいで過ごすから、丹前でも着るか。出してもらえるかな。」

 「はい、かしこまりました。」 と言いながら、良枝が着替えを持って「座敷」に入り、寝床で腹ばいのままの誠一の脇に正座した。誠一が、着替えようと立ち上がり、寝間着の前を開けると、朝勃ちの男根が下帯を押し上げていた。それを正面に見た良枝が顔を赤らめたのを見た誠一は、思わず後ろ向きになって寝間着を脱いだ。入れ替わりに、良枝が丹前を肩に掛けてくれるものと思っていたが、その気配がしないまま、急にすすり泣きの声がしたので、驚いて振り返ると、良枝が両手で顔を覆っていた。
/259ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ