この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第2章 女中 良枝

( 回想 2 )

 笠井が良枝を初めて抱いてから十日ほど経った日の夕刻、大学の研究室から戻ったばかりの笠井の部屋に、幸乃が来て 「今夜も良枝をお願いしたい。」 と請うた。

 「わしは構わんが、その後、あの娘(こ)の様子はどうじゃ。」

 「これまでと変わらず、よく下働きをしてくれています。体の調子も、大事ございませんでした。」

 そのようなやり取りがあって、夕餉の後、当番の女中に代わって良枝が一人でお茶を持ってきた。笠井は、お茶を一口すすってから、良枝に、<夜具の支度をしてから、綿紬を脱ぐように>と求めた。良枝は、頬を赤らめ、恥ずかしそうな表情をしてはいたが、手際よく、「次の間」の押入れから「座敷」に布団を運び、敷き揃えてから、部屋の隅で足袋を脱ぎ、続いて帯を解いた。
/259ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ