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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第2章 女中 良枝
荒い息遣いを続けていた良枝の腰が急に持ち上がると、蜜壺が強く締まり、笠井は、亀頭を肉ヒダに撫で回されているかのような感触を覚えて、一番深い辺りで幾筋か射精した。そして、挿入を解くと、良枝の波打っている腹を撫でながら、 「今日は、良枝の中に男の精を注いだんが分かったかの。」 と、声を掛けた。良枝は、両手で顔を覆って 「嬉しゅうございます。」 と、小さな声で言った。
笠井は、「殊勝なことを言(ゆ)うて、ええ娘(こ)じゃ。」と、声を掛けたが、恥ずかしそうに後ろを向いて、後始末を始めるそぶりを見せた良枝の気持ちを慮(おもんばか)って、良枝に背を向けて横寝し、掛け布団を引っ被った。
身繕いを終えた良枝は、笠井の背中に向かって、「有難う存じました。」と言ってから、静かに襖を開け、部屋を出ていった。
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