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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第2章 女中 良枝
( 回想 3 )

 それから一ケ月以上の間が空いて、11月初旬に、良枝が当番女中に代わって、三度目に笠井の寝間に入ってきた。良枝は<幸乃に言われて、二回、他の下宿生の寝間で奉仕をしてきた>と告げて、 「笠井様に教えていただいたとおりにしておりましたら、無事にお勤めができました。有難う存じます。」 と、深々とお辞儀をした。そして、続けて、「今日は、幸乃さんから、<ご主人様がよろしければ、添い寝をさせて頂きなさい>と言われて参りました」と、懇願する目で笠井を見詰めた。

 笠井は、 「よう励んでもろて、感心じゃ。そいじゃ、今夜は添い寝をしてもらうかの。」と言ってから、安心した表情を見せた良枝に向かって、「良枝は、まだまだ若いんじゃけえ、奉仕と言うても、そう多くのことはせえでもええんじゃ。そいでも、今日は、男と一緒に風呂に入る経験もしとくかの。女中の口からはの、<お背中(せな)をお流ししましょうか>と言うんじゃ。」 と、声を掛けた。風呂が空いているかを確かめに行った良枝は、部屋に戻ってくると、<お風呂の支度をしてきた>と言って、「次の間」の押入れから、笠井の寝間着や下帯の替え、手拭いを素早く取り出し、笠井の後について、風呂場に入った。
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