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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第2章 女中 良枝
良枝は、湯桶を手にすると、無言のまま笠井の背中に掛け湯をした。そして、 笠井の肩に掛かった手拭いを取ると、石鹸をつけて、背中の上で大きく回すように動かした。肩や腕まで洗ったところで、笠井が 「前に回って、胸や足も頼むけえの。」 と言うと、良枝は、笠井が広げた両脚の間に入って膝立ちし、片腕は肘を曲げて乳房を隠し、もう片腕は真直ぐに伸ばして、笠井の体と少し間合いを取ったまま、手拭いを動かした。笠井が、良枝の初々しい様を見て勃起すると、良枝は横を向いて、男根から視線をそらせているのが分かった。
笠井は、 「今度はの、手のひらに石鹸をつけて、ここを洗うんじゃ。」 と言いながら、一段と脚を広げて腰を前に突き出した。良枝は、笠井の胸に当てていた手拭いの動きを止め、腕を伸ばしたまま、しばらく体を固くしていたが、やがて、笠井の言うとおりに手のひらで男根を挟んだ。笠井は、良枝の手首を取り、ゆっくりと上下させながら、 「この調子じゃ。」 と、穏やかに言った。良枝は、男根から目をそらせたまま、額や鼻先に汗を浮かべて、静かに同じ動きを繰り返した。笠井がさらに、 「片手はそのままでの、もう片っぽうで、下の玉袋も撫でるように、揉むように洗うんじゃ。」 と言うと、良枝は少し戸惑いながらも、丁寧に洗っていった。