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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第2章 女中 良枝
「今夜も、新しいことを習うてみるかの。そしたら、全部(じぇーんぶ)脱いで、布団に入りんさい。」 笠井は、そう言うと、一旦良枝の体を離して立ち上がり、聞き終わったレコードを棚に収めてから、裸になって布団に潜り込んだ。
良枝は、部屋の隅で綿紬と襦袢を脱ぐと、布団の横に後ろ向きで膝立ちして腰巻を取り、掛け布団の端を持ち上げると、おずおずと尻の方から布団に入り、仰向けになって笠井の脇にすり寄った。笠井は、横寝して良枝を抱き寄せ、唇を軽く合わせた後に、薄い胸に手を当ててゆっくり擦(さす)りながら、話しかけた。
「床の中だけで使(つこ)う言葉があるんじゃ。普段に人前では口にせんがの。ここは、何というかの。」 そう言って、割れ目を撫でて、敏感な突起に指で触れた。良枝は、思わず全身をビクつかせてから、恥ずかしそうに小声で答えた。
「お姉さんたちは、<お豆>と言ってます。」