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ホームステイで調教されて…
第21章 恐怖、序章

「これで眠ったとしても首は少し守られるはずよ。感謝してちょうだい」
「ありがとうございます、女王様」
もはや口答えなどする勇気は無かった。
その顔のカバー(おそらく全頭マスクというものだろう)は首のところがベルトになっているらしく、最後にそれも閉められた。口だけは自由だったのがせめてもの救いだ。
「さあ、水分を補給しておかないと次はいつになるかわからないものね」
恐ろしいことをサラッと言って恐怖心を煽る。
「口を開けて舌を出しなさい」
女王様は、ボトルを口には入れてくれず少し上から垂らすようにして飲ませた。だから菜緒は必死に下をペロペロとして少しでも多く水分を補給しておくしかない。
「アハハ、卑しいわねぇ」
楽しそうに水を与えたあと、女王様は枷の閉まり具合をチェックした。
鉄格子の扉もカシャーンと閉めた。
ガチャン、ガチャガチャ・・・
「さあ、これで扉も開かないわよ。逆らったことを死ぬほど後悔することね」
「ああ、お願いです、お許しください」
菜緒は泣きながらお願いした。
何も聞こえないかのようにカツカツとヒールの音を立てて女王様は行ってしまった。
最後にあの重厚な鉄の扉が閉められたようだった。
ギーーー、ガッチャン、ガチャガチャ
「あああーーーーー、だれかぁーーーーー、お願いです!助けてください!!」
その声が地下室に響き渡った。
その響き具合が誰もいないことを証明している。
あまり叫んでは喉がカラカラになるかも知れない。菜緒は手足の枷をガチャガチャと外そうとしてみた。無駄な抵抗に決まってる・・。いつまで続くかわからないこの状況を考えると、無駄な体力は使うべきではない。わかってはいるものの、何も見えない恐怖に耐えられそうもなかった。
孤独と恐怖に耐え、じっとしているが時間が経っているのかいないのかさえわからない。
どうして逃げようとしてしまったのか、後悔が渦巻く。言葉に出してみる。
「なんであんなことをしたのかわかりません。ごめんなさい。もう絶対に逃げたりしません。お許しくください」
誰もいない地下室にこだまする自分の声に泣き叫びたかった。
「お願いです、お許しください」
ガチャガチャガチャ・・・
数分おきにそんなことを繰り返した。もはや正気を保てる自信はなかった。
「ありがとうございます、女王様」
もはや口答えなどする勇気は無かった。
その顔のカバー(おそらく全頭マスクというものだろう)は首のところがベルトになっているらしく、最後にそれも閉められた。口だけは自由だったのがせめてもの救いだ。
「さあ、水分を補給しておかないと次はいつになるかわからないものね」
恐ろしいことをサラッと言って恐怖心を煽る。
「口を開けて舌を出しなさい」
女王様は、ボトルを口には入れてくれず少し上から垂らすようにして飲ませた。だから菜緒は必死に下をペロペロとして少しでも多く水分を補給しておくしかない。
「アハハ、卑しいわねぇ」
楽しそうに水を与えたあと、女王様は枷の閉まり具合をチェックした。
鉄格子の扉もカシャーンと閉めた。
ガチャン、ガチャガチャ・・・
「さあ、これで扉も開かないわよ。逆らったことを死ぬほど後悔することね」
「ああ、お願いです、お許しください」
菜緒は泣きながらお願いした。
何も聞こえないかのようにカツカツとヒールの音を立てて女王様は行ってしまった。
最後にあの重厚な鉄の扉が閉められたようだった。
ギーーー、ガッチャン、ガチャガチャ
「あああーーーーー、だれかぁーーーーー、お願いです!助けてください!!」
その声が地下室に響き渡った。
その響き具合が誰もいないことを証明している。
あまり叫んでは喉がカラカラになるかも知れない。菜緒は手足の枷をガチャガチャと外そうとしてみた。無駄な抵抗に決まってる・・。いつまで続くかわからないこの状況を考えると、無駄な体力は使うべきではない。わかってはいるものの、何も見えない恐怖に耐えられそうもなかった。
孤独と恐怖に耐え、じっとしているが時間が経っているのかいないのかさえわからない。
どうして逃げようとしてしまったのか、後悔が渦巻く。言葉に出してみる。
「なんであんなことをしたのかわかりません。ごめんなさい。もう絶対に逃げたりしません。お許しくください」
誰もいない地下室にこだまする自分の声に泣き叫びたかった。
「お願いです、お許しください」
ガチャガチャガチャ・・・
数分おきにそんなことを繰り返した。もはや正気を保てる自信はなかった。

