この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ホームステイで調教されて…
第30章 平日
 昨夜はどうやってここまで来たのか、いつ眠ったのかうまく思い出せない。目を覚ましたらいつもの格好で地下牢にいた。ベスが起こしに来た。
 「おはようございます。学校に行くにはまだ早いのですが準備致します」
ベスは浴槽にお湯を貯め、菜緒を入浴させた。丁寧に洗って歯も磨いてくれた。貞操帯を外され綺麗に拭き上げられた。
 今度は向かいの房に連れて行かれ、ドライヤーで髪を整えられたあと学校用にナチュラルなメイクもされた。それからやっと首輪や枷が外され、服を着てくださいと言われた。菜緒は急いで着替えた。
「こちらは貞操帯を拭くためのウェットティッシュ、洗浄が必要な場合の水ボトル。あと朝のサンドイッチとお昼のバーガーです。それと、腕を出してください」
ベスは菜緒の左腕にスマートウォッチを嵌めた。カシャンとしまったそれを見て、外せないのでは?と思った不安は的中した。
「外すには指紋認証が必要です。ですから先日のように逃げようとしないでください」
《そんな、、、》
ベスについて鉄のドアを出て、あの大理石のバーを通り越し、階段を上ってダイニングに出る。なんだか別世界から戻って来たような感覚だった。そのまま礼を言い、行ってきますと玄関を出る。
 久しぶりの外は眩しかった。まるで昨日までのことは悪夢だったのではないかと思った。空は青く澄んでいて、街ゆく人は皆幸せそうに見えた。菜緒もなんとか日常を取り戻そうと平静になれるよう努力した。貞操帯には慣れてきたこともあり、どうにか学校生活は無事終えることができた。帰りには友達とカフェで談笑もした。
 バスに乗り屋敷が近づく。また調教が始まるのか。この生活からは逃れられないのか。いつまで続くのか。このまま荷物など持たずに逃げようか。思考が駆け巡る間に何か異常を察したのかスマートウォッチが少しきつくなって、呼び出し音が鳴った。
「はい」
「ナオ、大丈夫?迷子になってないかしら?」
「大丈夫です。もうすぐ着きます」
「そう、気をつけて帰ってらっしゃい」
菜緒は悟った。
《もう、私は完全なる奴隷なのだ》
/42ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ