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ホームステイで調教されて…
第30章 平日

昨夜はどうやってここまで来たのか、いつ眠ったのかうまく思い出せない。目を覚ましたらいつもの格好で地下牢にいた。ベスが起こしに来た。
「おはようございます。学校に行くにはまだ早いのですが準備致します」
ベスは浴槽にお湯を貯め、菜緒を入浴させた。丁寧に洗って歯も磨いてくれた。貞操帯を外され綺麗に拭き上げられた。
今度は向かいの房に連れて行かれ、ドライヤーで髪を整えられたあと学校用にナチュラルなメイクもされた。それからやっと首輪や枷が外され、服を着てくださいと言われた。菜緒は急いで着替えた。
「こちらは貞操帯を拭くためのウェットティッシュ、洗浄が必要な場合の水ボトル。あと朝のサンドイッチとお昼のバーガーです。それと、腕を出してください」
ベスは菜緒の左腕にスマートウォッチを嵌めた。カシャンとしまったそれを見て、外せないのでは?と思った不安は的中した。
「外すには指紋認証が必要です。ですから先日のように逃げようとしないでください」
《そんな、、、》
ベスについて鉄のドアを出て、あの大理石のバーを通り越し、階段を上ってダイニングに出る。なんだか別世界から戻って来たような感覚だった。そのまま礼を言い、行ってきますと玄関を出る。
久しぶりの外は眩しかった。まるで昨日までのことは悪夢だったのではないかと思った。空は青く澄んでいて、街ゆく人は皆幸せそうに見えた。菜緒もなんとか日常を取り戻そうと平静になれるよう努力した。貞操帯には慣れてきたこともあり、どうにか学校生活は無事終えることができた。帰りには友達とカフェで談笑もした。
バスに乗り屋敷が近づく。また調教が始まるのか。この生活からは逃れられないのか。いつまで続くのか。このまま荷物など持たずに逃げようか。思考が駆け巡る間に何か異常を察したのかスマートウォッチが少しきつくなって、呼び出し音が鳴った。
「はい」
「ナオ、大丈夫?迷子になってないかしら?」
「大丈夫です。もうすぐ着きます」
「そう、気をつけて帰ってらっしゃい」
菜緒は悟った。
《もう、私は完全なる奴隷なのだ》
「おはようございます。学校に行くにはまだ早いのですが準備致します」
ベスは浴槽にお湯を貯め、菜緒を入浴させた。丁寧に洗って歯も磨いてくれた。貞操帯を外され綺麗に拭き上げられた。
今度は向かいの房に連れて行かれ、ドライヤーで髪を整えられたあと学校用にナチュラルなメイクもされた。それからやっと首輪や枷が外され、服を着てくださいと言われた。菜緒は急いで着替えた。
「こちらは貞操帯を拭くためのウェットティッシュ、洗浄が必要な場合の水ボトル。あと朝のサンドイッチとお昼のバーガーです。それと、腕を出してください」
ベスは菜緒の左腕にスマートウォッチを嵌めた。カシャンとしまったそれを見て、外せないのでは?と思った不安は的中した。
「外すには指紋認証が必要です。ですから先日のように逃げようとしないでください」
《そんな、、、》
ベスについて鉄のドアを出て、あの大理石のバーを通り越し、階段を上ってダイニングに出る。なんだか別世界から戻って来たような感覚だった。そのまま礼を言い、行ってきますと玄関を出る。
久しぶりの外は眩しかった。まるで昨日までのことは悪夢だったのではないかと思った。空は青く澄んでいて、街ゆく人は皆幸せそうに見えた。菜緒もなんとか日常を取り戻そうと平静になれるよう努力した。貞操帯には慣れてきたこともあり、どうにか学校生活は無事終えることができた。帰りには友達とカフェで談笑もした。
バスに乗り屋敷が近づく。また調教が始まるのか。この生活からは逃れられないのか。いつまで続くのか。このまま荷物など持たずに逃げようか。思考が駆け巡る間に何か異常を察したのかスマートウォッチが少しきつくなって、呼び出し音が鳴った。
「はい」
「ナオ、大丈夫?迷子になってないかしら?」
「大丈夫です。もうすぐ着きます」
「そう、気をつけて帰ってらっしゃい」
菜緒は悟った。
《もう、私は完全なる奴隷なのだ》

