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脳内妄想短編集
第1章 ヒモ
彼を誘い、半ば無理矢理反応させることは簡単ですが、それではあとあと、いろいろとこちらが不利になります。私にも社会的な立場があります。彼にこのことを言いふらされ、訴えられでもしたら、たまりません。
あくまで彼の同意を得ながら、ことを進める必要がありました。自発的に動いてくれればなおいいですが、軽い調子と外見に似合わず、彼は意外と堅い子のようでした。
しかし、のんびりのんびり攻めていたのでは、この先何もできません。ただでさえ三日間しか、彼が私のヒモでいる期間はないのですから。私は彼にさせたいことが、それこそ山のようにありました。
ようやく彼が折れました。私は振り向き、彼に裸体を晒しました。一応下にはタオルを巻いていますが、上は何も身につけていません。
彼は深く俯いて、目のやり場に困っていました。それでも肩から順に、私の体を洗っていってくれました。
耳まで真っ赤にしている彼にいろいろといたずらしたい衝動にかられましたが、どうにかポーカーフェイスを保ちました。
「胸も俺が洗うんすか?」
「当たり前でしょ」