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脳内妄想短編集
第1章 ヒモ
最後の方の声は、ほとんど泣きそうでした。彼の体がおかしいのは間違いなく媚薬のせいでしょうが、その事実を本人は知りません。理由もわからず疼く体を持て余したまま、ずっとどうしたらいいかわからなかったようです。私と一緒にいたため、疼く体を慰めることもできなかったのでしょう。
さすがに、少しやりすぎてしまったと思いました。初めて彼に対して、罪悪感を持ちました。
私は握っていた彼のものを上下にしごきました。ぬるぬると、粘着質な精液が、手のひらに絡みついてきます。
「友梨香さん……っ」
彼は悲鳴をあげましたが、彼の上に跨がったまま、私はそれをやめませんでした。彼のは私の手の中で、どんどん硬度を増していきます。
私は彼の顎にもう片方の手を添え、私の顔を見続けるよう指示しました。恥ずかしそうに視線を逸らそうとしますが、私の手で顎を固定されているためできません。ポロポロと涙をこぼし、口の端からは唾液が垂れていました。感じている顔は扇状的で、罪悪感を感じる反面、嗜虐心も止められませんでした。彼はあっという間に、私の手の中に白濁を吐き出しました。