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脳内妄想短編集
第1章 ヒモ
しかし彼は私の体にシャワーを当てる行為を、やめてはくれませんでした。達したばかりの体は、どこも敏感です。薬の効果に上乗せされてなおさら。薬だって、彼には服に染み込ませただけでした。私の場合はボディソープに混ぜられて、直接体に塗りたぐられているのです。それに私も、彼が来てから抜いてはいません。たまっていたのかもしれません。全てが倍返しされているような気分でした。
肩や腕に湯を当てられているだけなのに、まるで全身が性感帯になったかのようでした。もうやめて欲しくて、私は泣きながら彼に懇願しました。
「そんなことを言われても、ちゃんと泡を落とさないと出れないでしょうが」
「自分で……するから。お願……っ」
彼はおとなしく私にシャワーを渡してくれました。私はおそるおそる自分の体に湯を当てます。刺激は変わりませんでしたが、早くこの泡を落とさなければ、薬はどんどん皮膚から体内へと浸透していきそうで、怖くて仕方ありませんでした。なりふり構わず、喘ぎ声を我慢することもできないまま、がむしゃらに湯をかけボディソープを洗い流しました。