この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
脳内妄想短編集
第2章 水中レッスン

 受け取ったチケットを鞄に入れる。
 しかし真弓はさらに、衝撃的な告白をしてきた。

「ちなみに祐也の学校、来週プール開きがあるらしいから、今週の土日のどっちかで水恐怖症を克服させてね! 頼んだ!」
「はあ!?」

 なんという。それはさすがに急すぎるだろうと、あたしは目を丸くして真弓を見る。
 真弓はしれっとした顔で、スパゲティをフォークに巻きつけていた。
 今週は、何も予定はないけれど。

「土日ねどっちがいい?」
「まあどっちでもいいけどさぁ」
「どっちがすいてるかな?」
「変わんなくない? てか祐也くんの都合は?」
「いいのよ、真弓の都合に合わせるから。あいつは泳ぎを教わる立場なんだから」

 結局、なるべく仕事に響かないようにと、土曜日に行くことに決まった。
 あとは二人で決めてくれと、弟さんの連絡先を赤外線で送信され、その日は解散になった。
 まったく無茶なことを。あたしは今日何度目かのため息をついた。土曜日まであと二日。どんなふうに水に慣らしていったらいいんだろうと考えながら、あたしは憂鬱な気分で家へと向かった。
/115ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ