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脳内妄想短編集
第2章 水中レッスン

 普通だったらなんともない水位だけど、彼にしてみれば怖いかもしれない。

「平気です」

 彼はそう答えて、プールの縁に座った。そこから垂れ下がる足が、妙に艶めかしく映る。そうしてゆっくりと、水に入った。やはり彼も、腰くらいまでの水位だ。

「もう少し、深いとこまで行ってみる?」

 あたしは右手を差し出した。彼は一瞬戸惑っていたようだけど、おとなしくあたしの手を握った。
 彼の手は冷たかった。彼の顔も、心なしか強張っているようにみえる。

「……水、怖い?」

 あたしの声に、はっとしたように顔を上げた。

「大丈夫、です」

 だけどやっぱりその横顔は、不安げな、怯えているような表情に見えるのだ。

「無理しなくていいからね。ゆっくり慣れてけばいいんだし」

 あたしはそう言って、なるべくゆっくりゆっくりと、歩を進めていった。そうしながら、彼の体を盗み見た。
 パーカーを脱いだ彼の体は、やっぱり均整の取れた綺麗な体をしていた。ところどころ水に濡れ、それがすごくエロティックに見える。
 ……触ってみたい。つい不謹慎なことを考えてしまう。
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