この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
脳内妄想短編集
第1章 ヒモ

「……俺がやるからいいですよ。洗ったら浴室行くんで、先入っててください」

 そのまますっぽかすつもりなのか怪しみましたが、私は一人浴室に向かいました。そこにも隠しカメラがあります。曇らないよう特殊なレンズが嵌めてあるカメラです。私は電源を入れました。
 食器を洗う音が聞こえはじめ、やがて音が止むと、彼が浴室の隣の脱衣場に現れる気配がしました。

「入ってきていいよー」
「何馬鹿なこと言ってんすか。酔ってんの?」

 浴室の磨り硝子のドアが、半分ほど開きました。彼はためらいぎみに中をそっと覗いていますが、服は着たままでした。

「服着て入る気?」
「いや、だから入りませんて。背中流すだけです」

 私は彼の前に座り、背中を向けました。
 彼はズボンのすそを捲り、左手にシャワー、右手にタオルを持って、私の背中を洗ってくれます。しかし視線はやはり、私の体からはそらされていました。
 力加減がわからないらしく、私にいちいち尋ねてくる様子が可愛いです。

「ねえ、濡れるでしょ? 上だけでも脱いだら?」
/115ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ