この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
脳内妄想短編集
第2章 水中レッスン

 そのまま口づけてくる。あたしの唇を、ペロペロと舐めた。それはまるで、産まれたての赤子が母親の母乳を欲しがるような、そんな仕草に見えた。
 だけどあたしは、それには応えず唇を離した。彼が欲しがるものを、すぐには与えてあげない。
 彼の顔が、苦しげに歪む。きつく目を閉じ、必死にこらえていた。その表情に、ぞくぞくする。
 彼の唇に口づけたけど、彼にはあたしとキスなどしてる余裕はすでになくなっていた。彼の手が、あたしの腕を掴む。自分の肩を壁に押し付ける腕を、どうにか外そうともがいた。
 足をばたつかせ、もう一方の手であたしの体を叩く。
 彼があたしを見る。助けてと、哀願してくる様な瞳がたまらなかった。
 そろそろ限界だと思い、彼の肩を掴んでいた手を離した。水をかき、夢中で水面へと上がろうとする彼の腕を引き手伝う。顔を出すなり、激しく何度も咳き込んだ。あたしの肩にすがり、咳き込みながらも、息を吸い込もうと必死だった。酸欠で、彼の顔は真っ赤だ。
 その時偶然、水着越しに彼のそれが、あたしの太ももに触れた。
/115ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ