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脳内妄想短編集
第2章 水中レッスン
本当はもっと焦らしてやりたかったけど、水中だとそうもいかない。あたしは彼の唇を強引に塞ぎ、アソコを縛る紐をほどいた。そうしてがひときわ激しく上下にしごく。
あっという間に、彼は絶頂を迎えた。びくんびくんと全身を痙攣させ、あたしの手のひらに精液を吐き出した。竿の辺りを掴み、一滴残らず搾り取る。
絶頂の余韻に浸る暇はなかった。こらえきれずに、彼は口を開き、空気を吐き出してしまう。水を飲ませては危ない。あたしは彼の口と鼻を手のひらできつく塞ぎ、水面へと浮上させた。顔を出すなり水を吐き、ごほごほと咳き込む。
自分で立つこともままならず、あたしは両手で彼の体を支えた。あたしの右手は、彼の精液でぬめっている。
「……平気?」
落ち着くまで、あたしは彼の背中をさすった。
彼が顔を上げ、こくりと頷く。だけど顔色は悪い。彼の瞳もどことなく虚ろで、具合が悪そうだった。
「本当に?」
かなり無理をさせてしまった自覚はあるから、もう一度尋ねると、頭がクラクラすると言った。
「それ、酸欠のせいだね。……ごめん、ちょっとやりすぎた」