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嘘が下手
第40章 溺れる者
女友達は

『リカちゃん私達は先に行くから…

 リカちゃんの帰りの心配しなくていいもんね!』


嫌味だった


私『ごめん…』


彼女達が帰ってすぐにシゲルの彼女が店に入ってきた

とてもかわいらしい彼女…


シゲルより7才上って言ってたのにとてもそうは見えない


羨ましいな…


私とマモルは他人の目からはどう映るんだろう

ふとそんなことを考えて横を見ると

マモルが笑っていてくれた


私を愛おしそうに見つめてくれていた

幸せな気持ちになる笑顔だった



だけど後ろにいるマサトの存在も気になった


4時半になって私達は帰ることにする

友達が帰った後の私の飲んだ分は

ヒデキさんとマサトが払ってくれた


マモルは自分の分だけ支払う


ふたりのところに駆け寄って

『ごめんね』って言ったら

冷たく『いいよ』と言われてしまった


仕方なく私とマモルは静かに店を出る


マモルはギュっと私の手を握って建物の陰へと引っ張った



熱いキスと抱擁


マモルは息が出来ないほど私を抱きしめる

後からくるヒデキさんとマサトの事を考えると

私は気が気じゃなかった
 

案の定

私達を見て見ぬフリして通り過ぎて行ってしまった



胸が痛かった
 

タクシー乗り場でふたりで待つ間も

マモルはずっとキスしてくる

受付の男性がいてもお構いなし


マモルと私の家はまったくの逆方向

別々のタクシーに乗る


先に来たタクシーにひとりで乗る

マモルに手を振って別れる


途端にマサトの事が気になった

今マサトはどんなこと考えているんだろう

一緒の店にいて一言も言葉を交わさなかったのは

きっと初めてだ

意外になんとも思っていないのかもしれない


マモルの事は本当に愛してる

だけどなぜかマサトの気持ちが知りたくなった


   
 


 
 
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