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嘘が下手
第42章 卒業
 
翌朝、マサトは時間通りに迎えに来た 

結局は仕事は休めなかったらしい

午後から取引先に行くマサトはスーツ姿だった


雑誌から抜け出たモデルのようにかっこいい


私はいつものように後部座席に座った

サングラスをかけたマサトとルームミラー越しに話をする

マサトの目は心なしか淋しそうだった

車はいつもと違うホテルへ 


駐車場に入る時一瞬マサトは戸惑った

マサト『ドライブだけにするか?』

私『いいよ!

  ゆっくり話したかったし…』

マサト『うん…』


そして部屋に入ってすぐに

スーツがしわになるからと言って着替えを促した 

マサトはスーツを脱いだので私がハンガーにかけた

そしてボクサーパンツだけの姿で立っていた 


私からキスした


そのままベッドに倒れこんだ 

私の顔を愛おしそうに見つめては

優しく唇を重ねる

何度も


今までこんなに見つめられたことなかった

こんなに心のこもったキスしたことなかった 

ねぇマサトのこんな顔

私、知らなかったよ


私も裸にされた

マサトが好きって言ってくれた乳房

丁寧に愛撫してくれた


いつもより優しい指先

気遣うように私の蜜壺を刺激する

マサトの指にねっとりと絡む私の粘液

ゆっくりと丁寧に膣壁をなぞる

静かな空間に吐息と粘液が絡む音だけが流れる


中指を激しく動かす

我慢しきれない私からビシャビシャと潮が吹きだした

ベッドが水浸しになる


マサトは満足気に笑った

そしてキスをしながら私の中に入ってきた


私は何度もマサトの名前を呼ぶ

マサトも私の名前を呼ぶ
 

マサトはいつも通りあっという間に果てた

私もマサトもそれで満足だった


しばらく余韻を楽しんで触れ合っていた


しばらくして私は

『ビール飲みたい!』

マサトは冷蔵庫からビールを出してくれた


マサトはこれから仕事なのでお茶


乾杯!

ふたりともすっきりしていた

爽やかな気持ちになっていた

 
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