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嘘が下手
第50章 繰り返す悪夢
30分程過ごした
気持ちはまったく弾まなかった
支度を手早く済ませると車を走らせた
私が私の頭をしっかりと自分に寄せてキスしてくれた
ずっと手を繋ぎながらオサムは運転してくれた
若い時のドライブってこんな感じだったなぁ
ゆっくり流れる街の灯りをぼんやり眺めながら
温い幸せを味わっていた
傍から見たら17才も下の男に抱かれて呆けてる中年女
そんな夢は長くは続かない
現実は甘くない
終わりはすぐに訪れた
毎朝来るはずのメールが来ない
用心の為にSNSのメッセージを送った
すると
『アンタ誰なの?』
と返信がきた
妻だった
気持ちはまったく弾まなかった
支度を手早く済ませると車を走らせた
私が私の頭をしっかりと自分に寄せてキスしてくれた
ずっと手を繋ぎながらオサムは運転してくれた
若い時のドライブってこんな感じだったなぁ
ゆっくり流れる街の灯りをぼんやり眺めながら
温い幸せを味わっていた
傍から見たら17才も下の男に抱かれて呆けてる中年女
そんな夢は長くは続かない
現実は甘くない
終わりはすぐに訪れた
毎朝来るはずのメールが来ない
用心の為にSNSのメッセージを送った
すると
『アンタ誰なの?』
と返信がきた
妻だった